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登泉堂の氷イチゴ [スイーツ]

久しぶりに愛媛県の今治(いまばり)を訪れた。目的は三つ。

①駅前にある遊郭跡の腐れ具合を確認する、②登泉堂の氷イチゴを食する、③大崎上島の木江(きのえ)遊郭跡を訪れてみる。

実は、しまなみ海道をドライブするのは初めてだった。夏休みとあってか、ロードバイクの集団に何度も遭遇する。今ごろ知ったのだが、しまなみ海道は自転車でも渡ることができるらしい。
http://www.go-shimanami.jp/rental/guidemap/index.html

今治まで、橋の無かった時代には5時間ほどかかっていたのに、2時間足らずで着いてしまった。そのおかげ、というかそのせいなんだろうけど、あれほど賑やかだったフェリー乗り場はすっかり寂れ、そこから中心部まで伸びる商店街も、日曜日だというのに閑散としている。

その商店街と幹線道路とが交わる交差点の名前がユニークで笑わせる。
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「どんどび」って、これ日本語ですかい?

今治の街は海岸線沿いに広がっており、潮が満ちると海水が川に逆流してくる。そこで、満潮時には海水を呑み込み、干潮時には吐き出すという「呑吐樋(どんどひ)」がつくられた。それが訛って「どんどび」になったらしい。

駅前はすっかり再開発されてしまい、かつての風情はなくなっていた。このあたりは遊郭の流れをくむカフェー街で、昭和の頃は怪しいたたずまいの店がひしめきあう様に肩を並べていたが、天神さんだけを残してほとんど更地になっている。
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それでも、注意深く観察すれば遊里の痕跡は見い出せる。
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入口に貼られた公安のプレート。普通の呑み屋にこんなものは貼られない。消えかかっているが、「愛媛県」と「公安委員会」の間に、「カフエー」という赤い文字が見える。その左の青いプレートは、ここが「特飲」つまり特殊飲食店であったことを示している。赤線地区としてお目こぼしするかわりにガッポリ税金を徴収していたらしい。

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こんなものも残されていた。「女給さん入用」だろうか。ここでいう女給さんとは、もちろん単なるウェイトレスではない。

もうここが完全に消滅するのも時間の問題だろう。

駅前の観察が終了したので、第二の目的である登泉堂に向かう。
本来は和菓子屋さんなのだが、この時期は氷イチゴを目当てにもの凄い行列のできる店として有名だ。

ここの主人は、シーズン前に2トンものイチゴを農家から仕入れ、その生のイチゴを煮詰めてシロップを仕込んでおくらしい。ツブツブの残るシロップをかけたイチゴミルクのカキ氷は絶品で、8月下旬までには終了してしまう。

食べる前に大慌てで写真を撮ったのだが、帰って見てみるとブレブレで使い物にならなかった。そこで、食べログにアップされていたものを拝借。ツブツブの残っているのがわかるだろうか?
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店を出ると、行列がすごいことになっていた。
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登泉堂ホームページ
http://www.icknet.ne.jp/~to-sendo/summer.html

さあ、次は今治港から高速船に乗って大崎上島を目指すぞ。

辻利兵衛本店の宇治有機抹茶入大福 [スイーツ]

宇治抹茶大福といえば、伊藤久右衛門か辻利兵衛本店。

伊藤久右衛門のは、こんな感じでシンプルなんだけど、
http://item.rakuten.co.jp/itohkyuemon/495842-1

辻利兵衛本店のは、けっこう手が込んでいる。
http://item.rakuten.co.jp/tsujirihei/100-046/#100-046

どっちが好きかと訊かれれば、間違いなく辻利兵衛本店の方だ。
宇治まで出かけなくても、大阪駅で買えてしまうのも嬉しい。

JR大阪駅から阪急に向かって歩いていると、ひっそりとあるんだな、お店が。出張帰りとおぼしき人々が抹茶ロールを買ってることが多いけど、わたしゃ絶対に抹茶大福を買うね。ここにしかないもん、これは。
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漆の菓子器にあしらうと、緑が実にきれいに映えて美しい。
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まず、表面にまぶした抹茶が絶品。まあ、お茶屋さんだから当然か。赤ちゃんの肌のように柔らかい求肥は、なんと羽二重餅らしい。その中には、甘さを控えた上質な餡子が。

そしてこの大福の最大のポイントは、中心部に秘められた生クリームにある。これがあると無いとでは大違い。断面をうまく見せられないので、こちらを見てもらえるとわかると思うけど…

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ホロ苦い(表面の抹茶)→ ほんのり甘くて柔らかい(求肥と餡子)→ こってり濃厚(生クリーム)という四つの異なった食感が、食べると渾然一体となり、独特の宇宙が口の中に広がるという仕組みだ。

もうこれは大福の国宝、もしくは世界遺産と言っても過言ではない。


松竹堂のフルーツ餅 [スイーツ]

イチゴ大福が大嫌いだった。

甘い餡子の中から酸っぱい苺が出てくるという意外性は認める。しかし、甘さと酸っぱさがコラボするどころか、ケンカしてるとしか思えないような完成度の低いものしか食べたことがなかったので、どうしても好きになれなかった。

ところがだ。これまでの悪いイメージを根底から覆してしまうような驚愕のイチゴ大福に出逢ってしまった。

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うっわぁ~! 大福の宝石箱やあ~!


ヴィジュアルからして何かやってくれそうな予感ありありだ。
食べてみると、美味しさに思わず叫んでしまいそうになった。

これまでのように単純な「甘い+酸っぱい」ではない。食べはじめの甘さから次の酸っぱさまでのグラデーションが、ものすごく自然なのだ。おそらく餡子にも果汁が加えてあるのだろう。

それだけではない。これまでのイチゴ大福は、餡子の柔らかさとイチゴの堅さとのアンバランスがどうしても許せなかったが、この大福は、中のイチゴに甘くて柔らかいものを厳選してあるようで、柔らかさから堅さへのグラデーションも文句なく素晴らしい。

他のものも食べてみた。メロン、パイナップル、マンゴー、桃、サクランボ、どれも皆とろけるように美味しい。大福の宝石と言っても過言ではない。もう「イチゴ大福が嫌い」なんて言えなくなった。

ここの主人は店舗を増やすつもりがまったくないらしい。そこがまたいいじゃないか。商売は屏風と一緒で、広げ過ぎると倒れるのだ。

それに、岡山まで送ると言ったら、主人は良い顔をしなかったという。つくった当日に食べてほしい、という職人の気概が感じられて、ますます気に入った。

松竹堂のフルーツ餅。以下に詳細なレポートあり。
http://gourmetclub.boo.jp/syoutikudou.htm
タグ:フルーツ餅
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